カテゴリー「書籍・雑誌」の28件の記事

2009年12月30日 (水)

有終の"2冊"[GQ智族12月号]

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えへ。

(゚▽゚*)

買っちゃいました。

GQ智族12月号。

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手にしてみて、改めて実感。

「よ、読めねえ・・・」

_| ̄|○

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わすれてましたわ。

読めないってこと。

やはり2010年の"New Year's Resolution"は

「中国語学習を再開する」に決定しそうですな。

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PC画面で見る画像も十分大きくてきれいだと思っていましたが、

やはり雑誌のフレームで見る「実物」は、

PCで見るよりずっとステキでした。

大きな"理知的な"まなざしは、

引き込まれそうな深い深い深度があって、

記事タイトルの"老人与孩子(老人とこども)"そのままに

Wisごときが100年生きても追いつけない智慧と

Wisが1年でもやまほど身につけそうな「この世の俗」を排除した

うまれたてのような穢れなさを

同時に湛えているようです。

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ほんとうに、

さいきん露出が少なくて、

さすがに脳内カネシロ指数が減りそうでも、

一度見ちゃうと、だめ。

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すぐ、引き戻されちゃいます。

そして、

なぜ、このひとがすきだったか、

いっしゅんで思い出す。

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大掃除の手も止まりまくりさあ。

(* ̄ー ̄*)

↑言い訳

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そう、大掃除です。

なにしろ「ことし」はあと2日しかありません。

今年はどういうわけかLampが、

「一度ホテルのおせちってのを取ってみたい」

と言い出し、おせちはすべて「買ってすませる」という

初の試みをすることになったの。

Lampは、

「どうだ、

これでおせちは作らなくていいから大掃除に専念できるだろ」

と、「すごい良いことをした」ふうに言うのだが、

しょうじき、

「大掃除はすべて頼んだから、おせちだけ作ればよい」

のほうがだんぜんありがたいけどな。

だいいち、カレら(Lamp&りす)は、

「じゃっ、大掃除の邪魔になるから、

おれらは外に遊びに行ってくらあ」

といって、出かけちゃいましたぞ。

こらこら。

あんたたちもやるもんなんだよっ!

と言う間もなく、でございます。

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よよよ。

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ところで、昨日はもう1冊、うれしい「本」が届きました。

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Sany0262 .

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"A Mother's Legacy"。

これは、正確に言うと「本」ではなくて、

副題に"Your Life Story in Your Own Words"

とあるように、自分で綴る「自分史」の「白紙の」本。

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これは、ニューヨーク州郊外に住む親友のPaulaから

届いた「バースデイ・プレゼント」。

Wisは15歳からこんにちまでの

「○○年」(さるものすご~~~く長い年月)、

ずっとペンフレンドとして、親友として、同い年の彼女と

同じような体験をシェアして生きてきました。

なんだか、ほんとうに

国も、人種も、超えた「戦友」、同士、ってかんじです。

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彼女のボーイフレンド遍歴も、結婚のいきさつも、

女の子の一人っ子の親として

「もうひとり」産むか産まないかで大変な思いをしたことも、

みんな知っています。

そのたびに、

彼女の思慮の深さに、心から敬意を払ってきました。

そして、

PaulaもWisのいきさつのすべてを知っています。

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彼女も誕生日は12月なんですが、

今年は夏に娘のSandraから手紙が来て、

開けてみると「ママのサプライズパーティー」への招待状でした。

まさかニューヨークまではおいそれと行けないけど、

せっせと凝ったカードを手作りし、Paulaにばれないように

Sandraと必死に打ち合わせしつつ送り、

パーティーもカードも無事本当に「サプライズ」してもらえて大成功。

Paulaは思いがけなさにいっぱい泣いてしまったそうです。

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その「おかえし」として、

送ってくれたのが、この「本」でした。

これは「パーソナル・ポートレート」からはじまり、

「子供時代」…どんな友達がいた?どんな思い出がある?

「家族の思い出」…こどもの頃のお母さんはどんな母親だった?

「学生時代」…高校のときヒットしていたのはどんな曲?

「恋」…初恋の人は?

「結婚」…結婚式の一番大事な思い出は?

といろいろな章ごとにたくさんの質問が書かれていて、

それに答えながら、自分の人生を振り返るものなんです。

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ゼロから「自分史」を書くのは大変だけど、

こういうかたちなら、

なるほど書いていくうちに、

ああ、こういうことがあったな、と思い出せるだけでも、

面白いかもしれません。

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そして、「そうやって振り返る年になった」ことが

しみじみ共感できる年になったわけだよね、Paula(泣)。

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彼女の手紙です。

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Wisteria、お誕生日おめでとう!

(誕生日がもうあんまり嬉しくないのは知ってるけど!)

この郵便はお誕生日に間に合わなかったかも。

間に合うように送りたかったんだけど、

最近めっきりsenior moment(ものわすれ)がひどくて、

正確なお誕生日が思い出せない!

記憶力が悪いのを許してね。

というわけで、この本を贈ります。

あなたも記憶力が悪いと言ってるんじゃないよ!

でも、このごろ、人生を振り返って、

忘れたくない大切な思い出を

くり返し思い出して懐かしんだりするようになったの。

私の人生で一番大切な思い出のひとつは、

あなたとペンフレンドになったこと。

そう、私たち、ペンフレンドから始まって、

素晴らしい友達になれたよね。

いろんな楽しいこと、旅行、結婚、出産、仕事、

おまけに病気のことまで、なんでも分かち合ってきたよね。

国は離れているけど、いまではこれ以上ない親友です。

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いつもは忘れているようなことを、

これを機会に思い出してみてね。

実際に書くかどうかは別として、

いままでのことを振り返るにはちょうどいいと思うの。

今までで一番幸せな誕生日でありますように。

あなたは本当に私のvery special friendで、

これからもずっと、ずっと、そうです。

ハッピーバースデー。

Paula

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ほんとうに、

あなたのようなお友達がいて、

こんなできそこないWisを大事に思ってくれていることこそ、

一番のプレゼントだよ。

と思って、涙ぐんだりするのが、

「トシとった」ってことですかねえ?

( ´艸`)プププ

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ここにいつも来てくださる皆様、

迷い込んで「てんびん座の運勢なんて書いてないじゃんよ!」

(`ε´)

とおイカリの皆様、

どちらさまにも

それぞれにすばらしい2010年が訪れますように。

心から、お祈りしつつ。

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Let Me Extend My Sincere Gratitude,

Warmest Thoughts and Best Wishes for

a Wonderful New Year!!

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2009年12月18日 (金)

And the winner is...①

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本格的に、冬になってきましたね。

snow

この季節になると、太陽の角度が変わり、

ちょうど我が家のキッチンや食卓に

朝一番の光が注ぐようになります。

カフェカーテン越しの白い清潔な朝陽がうれしく、

ここにはぜひ湯気が立ってほしいので、

起きるとまず一番にお湯を沸かします。

うちはポットを使わないので、そのつど、やかんで。

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家族が起きだしてくるまでの

紅茶を飲みながらのひとときが、

誰も知らない、じぶんだけの冬の楽しみかな。

光が降り注ぐ窓辺の特等席。

湯気に包まれ、

陽の光で、じんわり、ゆっくり、脱色されて、

自分もこの白い世界の一部になれる気がする…。

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と、まったりしていたいのですが。

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今年も残すところ2週間!!

なんですね。

もう、どこに怒っていいのかわからない早さですね。

(*^-^)

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それでも、北京旅行以来すっかり「メル友」のGilbyが

バーミンガムからくれたクラシックなクリスマスカードや、

「やっとプロジェクトが終わった!ランチしよう!」

という、どこがクリスマスと関係あるの?な

通訳仲間のまりちゃんのカードなどが、

季節ならではの嬉しさを運んでやってきてくれて、

顔がほころびます。

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というところで、

では!

ご期待(ないない)にこたえて、

この時期らしいものでも、やってみましょうかね。

あれです、あれ。

「今年の1冊・1本・1食エトセトラ」

ヽ(´▽`)/  

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どくだんやまもりで、お届けします。

.Winner

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2009年12月16日 (水)

てんびん座の2010年[marisol/1月号]

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ううー。

久しぶりのシャバの光はまぶしいぜ。

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そうさ、おいら、「おしおき部屋」でここ3日というもの、

おてんとさまも拝まず(うそ)

飲まず食わずで(うそ)

おまけにひどい片頭痛で(これはほんと)

地獄の反省の日々を過ごしていたのさあ。

こうしてすっかり性格がやさぐれちまったが、

これからは身を縮めて、せいぜい信心して、

まっとうな道をひっそりと歩くときめたのさあ。

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2009年11月27日 (金)

パステルカラーの涅槃図[思い出を切りぬくとき]

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なんとなく気分が沈んでいて、

あれ?どうして落ち込んでいるんだっけ?

と考えて、

「あー、りすのテストの点数を見たんだった…」

( ̄◆ ̄;)

とか、

反対にみょうに機嫌がいい気がするんだけど、

なにかいいことあったっけ?と考えて、

「あー、お世辞丸出しながらきれいだとか言ってもらったんだった」

(;;;´Д`)

とか、

ごく小さな理由に思い当たり、

こーゆー「小さな理由」の意外な持続力と効力に驚いたりします。

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どうもここ1~2日、なぜかLampにもやさしいジブン、

あら、これ、なんだっけ?

と思ったら、そうだ、

完全にお蔵入りしたと思っていた翻訳の企画について、

コーディネーターさんとやり取りしたおかげで

気分が弾んでいたのでした。

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ところがどっこい、

この手の話は本当に一筋縄にはいかず、

最終的には何らかの理由がついてポシャる公算が大なのは

もう慣れと経験で悟りきっているので、

期待はしていないのだ。

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今回も、企画2本(!)について話しているというだけで

ウキウキなんだけど、

そのうちの1本なんか、もう何社に企画会議にかけてもらったことか。

その何社目かに、

「うーむ、なっとく、さすがプロじゃ」と

ぐーのねも出ない理由で企画流れを告げられてから、

このあまりの「ぐーのねも出なさぶり」にとり下げしかあるまい、

と思っているうちに別の社で拾ってもらい、

試訳を延長したりして、

しかししかし、その後エンエンと「検討」が続いているのじゃ。

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まー、出版不況の中で、みなさんシビアな現実を前に

大変苦労しておられましょう。

「入口」で右往左往しているWisは

まだまだ「一緒に苦労もさせてもらえない」立場だけどね。

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しかし、Shade家はけっこう出版不況にさからっとるよ。

最近は、りすが買ってきた本を

「お流れちょうだい」で読むことも増えてきました。

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そんな中の1冊が萩尾望都さんの

古いエッセイを文庫化した

「思い出を切りぬくとき」

これは萩尾さんが20代後半から30代前半に書いた

唯一のエッセイで、

さきごろ漫画家生活40周年を記念して文庫化されたもの。

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『トーマの心臓』誕生秘話や、

あの傑作が連載させてもらうのにいかに苦労したか、

という話から始まり、

ストーリーの組み立て方などを論理的に考える萩尾さんらしい面や、

ちょっとすごい(読んでのお楽しみ)お姉さまのこと、

海外まで身軽にバレエなどの観劇に出かけていく様子、

イギリスで英語レッスンを受けたエピソード、

などなど、

「へえー!」な話がたくさん詰まっています。

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なかでも意外で嬉しかったのは、

萩尾さんが寺山修司とお友達だったことで、

なんだか、好きな人が共通だとうれしい。

これで金城武と寺山修司の二人じゃありませんか、

とか言ったりする。

(v^ー゜)

はい。あいかわらずごーいんです。

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タイトルの「思い出を切りぬくとき」は、

寺山さんのお葬式に行った時の話です。

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単行本版。

エンジェル。

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つい先日(というのはきのうやおとといではないのだが)、

手塚治虫の『火の鳥』についての番組にゲスト出演していて、

ふんわりほんわりした語り口ながら、

結構饒舌に熱心に『火の鳥』の魅力を語っていらした。

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ふむ、ひょっとして萩尾さんが「動くところ」も「話すところ」も

はじめて見たのだったかも!?

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でも、年齢や年齢にまつわるステレオタイプな

「こうあらねばならない」イメージにとらわれる様子が一切なく、

そのためにどこか少女っぽい方で、

いかにも「モトさま」という印象でした。

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その「動くモトさま」を頭の中で思い浮かべつつ読むと、

いっそうほほえましい。

独特の「ふんわりほんわり」の理由が、

すこーし読み解けそうな気もするんです。

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「ストーリーをどうしよう」「名前が難しいのよね」と言いつつ、

モトさまはなんだか

「描きたいように絵が描けない」

というゲージュツ家的悩みに浸食された気配がないのです。

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いつも、とっても「楽しそう」なんです。

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「はいはい、描くのはいくらでも描きますけども」とか、

「学生のころは勉強は卒業に必要な最低限だけやり、

あとは好きなマンガを描くだけの生活だった」とか

(この部分を指してりすが「ほら!」というので、

バカタレ!天才ハギオモトとジブンをいっしょにすんな!と

叱っておきました)

杖を振るようにペンを振れば、

たちまちペン先からあの繊細にしてはかなげで美しい美少年たちが

なんの苦労もなく流れだしてくるかのように

かるがると言われるんですもん。

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あるいは、ですね、

「世にも楽しい苦労ができてきた人」というか。

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―幸せとは不幸を回避することではなく、

 乗り越えるのが楽しい不幸を楽しむことではないでしょうか。

                            岡田斗司夫

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これ、朝日新聞の「身の上相談」(なぜか大好き!)から

拾ってきた言葉ですが、

金言じゃ!とおもって感心して3、4回唱えてしまいましたよ。

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なかなかこういう殊勝な気分にはなれないものですけどね。

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モトさまってほくろのせいか、

Wisはいつも「ありがたいお顔」をみている気がしてしまうんですけど。

先日のTVでも、

想像よりずっと可愛らしかったので、

頭の中でモトさまの背景に蝶やお花をいっぱい飛ばしてしまい、

気がついたらなんだかありがたい涅槃図のようになってしまいました。

(o^-^o)

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ぜひ、パステルカラーで、想像してくださいね。

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Nehanzu

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おかしーなー、どうしても本文がちゃんと表示されないの~。

そのうちなおします。しゅいません。

---> わかった~!いつのまにひょーじ方法を変更してたの、

   ココログさん。あせったー(;´Д`A ```

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2009年11月15日 (日)

金(きん)じゃないんです[『文学日和 切ない想い』シリーズ]

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本屋さんでブラブラ文庫本を探していたら、

美しすぎるカバーの4冊が

平積みで並んでいる棚に出くわしました。

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『文学日和 切ない想い』シリーズの4冊。

「舞姫」、「人間失格」、「山月記」、「月に吠える」と

いかにも中高生ターゲットなセレクションですが、

活字離れ著しい若い世代をなんとかひきつけようと

いうのでしょう。

本の中身にあわせて表紙で四様の美を見せるのは、

岡田将生くんです。

紙質、印刷クオリティは写真集並み。

ぜんぜん狙われてない世代ですが、

おばさん、おもいっきりひきつけられちゃいました。

すまんね。

( ´艸`)

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Tsukini

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本気で、4冊とも買おうかと思いました。5秒ぐらい。

「こらこら、みんな読んだでしょ」

「こらこら、どこに飾る気だね」

と、もう一人の自分に止められて、

すんでのところで思いとどまったけど。

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なので、

かわりに、本来探していた川上未映子さんの

「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」

を買ってきました。

彼女の初めての単行本がこのほど文庫化されたもので、

ブログ3年分をまとめたもの。

ここから「ヘヴン」に至るみちは

見えないような見えるような。

なかなかの未映子ワールドであるのは確かです。

(しかも文庫で安い!ブラボー、文庫!)

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さて、「よりみち」してしまった岡田くんは、

先日TV のトーク番組で、ひとりふらりと京都に行った話を

披露していました。

まー、岡田将生くんなんかが

「ひとりで」京都にいたりするものなのねー。

ぜひ、出くわしたかった(って、京都に住んでないけど)。

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初京都だったそうで、なにが目的だったのかと聞かれ、

「銀閣寺を見たいと思っていたので…」。

「シブイね、どうして銀閣寺?」

「いや、自分は金じゃないな、と思っていて…」

「えー?十分金だよ。

銀閣寺もいいけど、まずは金閣寺でしょ。

金閣寺見たらぶっ飛ぶよ!」

「うーん、…でも、(僕は)金じゃないんですよ…」

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そして、撮影終了後の、

急に思い立っての旅だったため、宿も取れず、

偶然会った銭湯のおじさんに脱衣所に泊めてもらったこと、

そのおじさんにずっと「おまえ、ジャニーズ入れよ」

といわれたこと、

などをとつとつと話していました。

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Sangetsuki .

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あれだけの美貌を持ち、

主演作立て続けの状況で、

天狗になっても無理もないと思うのに、

「自分は金じゃない」という感覚って、どこから来るんだろう。

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「金じゃない」と自己評価してしまうことが、

そして、それなのに

撮影ともなれば花の中に横たわらなければならないことが、

彼をいっそう眩しくしている、

と思います。

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「花に埋もれて絵になる自分」と思っている人からは

決して感じられることのない、

透明で清潔だけど蠱惑的な翳りが、

彼を「外界」から閉ざしながら強烈に惹きつけている。

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「多分、オレ、違うよなあ、これ…」

と思いながら、

その決まり悪さを克服しておくびにも出さない

プロフェッショナリズムという名の肚の括り方。

花の中の美青年がどうあるべきか、

正確にイメージできる豊かでセンスの確かな想像力。

天から与えられた姿かたちに、

こういうものがプラスされないと、

美は美でも薄っぺらくなってしまうから。

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あまり公表せず、この多忙の中、

大学の文学部に通学を続け、文学や演劇を学んでいることも、

彼らしい、と思ってしまいます。

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Ningen .

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「もう、彼の心の中は全然わかりませんね。

もっと肩の力を抜いて、自然に毎日を送ってほしいわ。

天からたくさんのものをもらっているのだから、

もっといろんなことをやるべきだと思うんです。

「神様、もっと時間を下さい」なんて

いってる場合じゃないんじゃないかしら(笑)」

  -シルビア・チャン監督(「君のいた永遠」パンフレットから)

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1999年、いまより10年若いカネシロ・タケシくんは、

深い悩みの中にいたようですね。

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でも、その「悩み」があったから、

その後の彼があったこともまちがいないのでしょう。

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「銀閣寺って、銀色じゃないんですね」

と言ってる20歳も、

まあ、ゆっくり熟していってください。

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あとは、ひと皮ふた皮剥けるどころか、

思いっきり成長せざるをえないような「苦労」をさせてくれる

おっきな作品、おっきな監督に出会うことかな!

ヽ(´▽`)/

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2009年11月 9日 (月)

言葉を得る筋肉[風が強く吹いている]

Wind .

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勝手にモーソー仲間、と呼んでいる

三浦しをんちゃん(しかも「ちゃん」よばわり)の

「風が強く吹いている」

が映画化されたとあっては、

こりゃー行かねばなるまい、だったのですが、

ナカナカ観にいくことができず、

これはまた来週かな、とおもったところで

ぽっかりとうまく2時間が空き、観にいってきました。

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寄せ集め大学生10人で、箱根駅伝を目指す話です。

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読む前は、

「え?しをんちゃんとハコネエキデン、合わないのでは?」

と思っていたのですが、

じつは、しっかり、しっかり、

しをんちゃんらしい小説になっていました。

いやいや、しをんちゃんだからといって、

そして男ばかりの映画だからといって、

みょーなことにはなりませんよ。

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陸上経験のない人間が大半で、

そんな夢みたいなこと実現するわけがない、

どうしてそんなふわふわ甘い話を書こうとするのだろうと

いぶかりながら読み始めても、

予選会あたりからはこっちも本気になり始め、

いざ本戦がスタートすると、

本当に目の前で展開されるレースを

つぶさに追うように読んでしまう。

どうせ予定調和的に結末は見えている話、

と思う頭を置き去りにして、

ランナーが変わるたび、

抜きつ抜かれつするたびに、はらはらし、

ゴール時点では不覚にも泣いてしまったりする。

ああ~、やられたぜ。(←言葉遣いだって変わるのさっ!)

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これは、「爽やかなスポーツもの」ですが、

ただの「爽やかなスポーツもの」ではないんです。

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主人公、蔵原走(「走」と書いてカケルと読みます)は、

一見ストイックな天才肌ランナー。

才能に恵まれているが、自己チューで傲慢。

良くある主人公じゃん、に見えます。

たとえば「バッテリー」の天才ピッチャー

原田巧に似ているようにも見えます。

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カケルは走っても走ってももどかしさをぬぐえず、

そんな彼を、足を故障したかつてのエース、

清瀬灰二(ハイジ)は見守り続けます。

そんななか、やがて、カケルはあることに気づいていきます。

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「思いを言葉にかえる力。自分の中の迷いや怒りや恐れを、
冷静に分析する目。(中略)
俺に欠けていたのは、言葉だ。もやもやを、もやもやしたまま
放っておくばかりだった。でもこれからはそんなんじゃあだめだ。
藤岡のように、いや、藤岡よりも速くなる。そのためには、走る
自分を知らなければ。
それがきっと、清瀬の言う強さだ」

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そしてカケルは、衝動的に、本能のままに行動する自分から、

客観的に自分や周りを見つめ、

「表現」できる自分へと成長していきます。

これが、

「天才には天才にしか分からない世界がある。

凡人にはそこには踏み込めないし、踏み込まなくて良い。

まして天才は『語らない』」

的な従来の解釈ではない、

しをんちゃんらしさの真骨頂だと思うのです。

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そして、まさにこの小説には、

「ランナーにしか見えていない世界」を

ここまで見せてくれるのか、というほど、

珠玉の描写がきらめいています。

ああ~、やられたぜ。

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カケルは、小説の最後でも、

「走る」ってなんなのか、

まだまだ掴めないまま走り続けています。

まだ「言葉」をつかむ途上です。

永遠に途上かもしれない。

でも、しをんちゃんが6年かけて書き上げたという

この小説の中には、

カケルのかわりにしをんちゃんに見せてもらう

特別の「風景」が見える気がするのです。

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巻末の解説で、最相葉月さんの

「なぜあえて、あまりにもわかりやすい駅伝を題材にしたのか」

という質問に答えて、

三浦しをんちゃんはこう言っています。

「私自身、報われなかったのは頑張らなかったからだという
考え方に納得いかないからです。

才能や実力のない人に到底たどりつけない目標を与えて
頑張らせるのは人間を不幸にすると思う。できる、できない
という基準ではない価値を築けるかどうかを小説を通じて
考えてみたかった。報われなかったからといって、絶望する
必要はないんじゃないかと」

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そう。

カケルは走り続けるけれど、

続けることができる人間ばかりではなく、

走ることの重みも価値も、

そして見える風景も、

10人それぞれに違っているのですね。

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しをんちゃんはまた、こうも言っています。

「私にとって小説やマンガなどあらゆる創作物が希望だった
ように、読者にとっても私の本が希望であって欲しいと
思っています。希望というのは、創作物に救いを求めると
いう意味ではないんですが、生きていくうえでの支えや
指針になることもあれば、こんなひどいことがあるなんて
世の中どうなっとるんじゃーという怒りの原動力になることも
ある。小説もマンガもひとりだけでは感じとれなかったものを
感じとらせてくれるもの。

好き勝手に書いてはいるんですが、読み手の世界を閉ざして
しまうようなものは書きたくないと思っています」

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読書家で知られる杏さん(渡辺謙さんのお嬢さんでモデルで女優)

も、先日新聞紙上で、

「仕事柄、なにかを発言する機会を持つようになってきた。

どうせなにか発言するのなら、

ネガティブなことではなく、ポジティブなことを伝えられればいいと

思っています」

というようなことをおっしゃっていました。

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本にしろ、マンガにしろ、映画にしろ、

私たちが創作物からもらいたいと

無意識のうちにも思っているのは、

なにか後押ししてくれるような、

あるいは寄り添って歩いてくれるような、

「ポジティブな方向への小さな力」なのじゃないでしょうか?

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一見破滅的なものばかり好むように見える人も、

「なにかを壊して、前へ進みたい」という気持ちの表れで、

心底から自分を否定し、削除してしまうような

ネガティブな力にさらされたいわけではないように

おもえるのだけど…。

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世の中、しをんちゃんの言う

「どうなっとるんじゃー」がけっこう多くて、

しかもけっこう粘着質に底意地が悪かったりして、

生きていくのは大変だあ~、と

思う人もけっこういるのではないかと思う。

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そこに「投げかけられる」言葉には、

大きな力ではなくても、

「発信者」の何らかのポジティブな願いが

こもっているものだといいなあ。

小さな小さなドアでも、押せば開く気がするもの、

目線がわずかでもうえに上がったり、

胸をふさぐ重みが、薄皮一枚でも、

はがれたような気がするもの。

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しをんちゃんや杏さんの

「表現者としての自覚」を素晴らしいと思い、

Wisまでもが

「こんな、ど・マイナーブログでも、

人目に触れる可能性がある限りは

開けて、読んで、いやな気分で帰って欲しくはないなあ。

せめてふっと休憩になって、

お茶一口啜って帰る気分になれるものに

できたらいいなあ」

と思ったりするわけですよ。

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しかし、映画の話に行き着きませんがな。

(*^m^)

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映画版「風が強く吹いている」は、

大森寿美男さんの初監督作品だそうで、

よくいえば「初々しい」、

じゃ、悪く言ったりなんかしちゃったりすれば?

えーと、「シロウトっぽい」出来かもしれませんが、

いやな「素人っぽさ」じゃないです。

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原作でも、「えー、話がうますぎでは?」と思う前半は、

小説よりさらにさくさく話が進むし、

小説読まないで映画だけ見た人は

随所に「説明不足」を感じなかったかなあ?と

少し心配ですが、

カケルを演じる林遣都くんが、

うそ偽りのない本当に美しい走りを見せてくれるのが

ものすごく救いになっていて

(そのわりに、「アオタケ」のメンバーはともかく、

強豪校のライバルたちは、長距離ランナーにしては

肉づき良すぎだったけど…)

気恥ずかしいほどストレートに思いを語り合うシーンでも

「絵に描いたように爽やか」な小出恵介君と、

とことん清潔感漂う林君の二人でやると、

いっしゅん映画館がしんとなった気がするくらい、

清冽な、清清しいシーンになっていましたね。

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ここ、はからずも、なのか、

「男は寡黙に」勝負する、っていうんじゃなく

「まっすぐに感謝を伝えられるってこんなにかっこいいんだ」

っていう場面に仕上がっていて、

まさに「言葉」を手に入れたカケルの姿の一端だったかも。

大井町のゴールシーンでのカケルも、

雄弁でしたしね。

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「お約束」で「親子の情」に泣かされたり(映画館中鼻を啜る)、

けっこうイタい寸前のギャグが

ちりばめてあったり(和やかに笑う方多し)、

「ベタ」だけどベタ感がいやらしくない映画。

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Wisも上映が終わって明るいところに出たら、

ナミダのあとが頬にくっきり、

じゃシャレにならんぞ、

とビクビクして顔をかばいつつ劇場をあとにしたことを

コクハクしておきましょう。

(*^m^)

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2009年11月 8日 (日)

こぼれるダイアモンド[CREA '09/12][Black is the colour of my true love's hair]

Tksparkling_2 .

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昨日発売のCREA

「いい男ランキング」に関しては、

福山雅治がまたしてもWisを敵に回したので

(いや、

勝手にこちらが敵に回っているだけどす。お気になさらず…)

購入意欲は萎え、

イケナイ「立ち読み」にとどめてしまいました。

くれぐれも良い子のみなさんは真似しないでね。

(*^-^)

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「次世代いい男」部門でも、

Wisイチ押しの岡田将生くんは

三浦春馬くんの後塵を拝していましたが、

べつに三浦春馬の敵には回らないわ。

あんまり大人気ないもん。

(いや、もう十分に大人気ないんですが…)

(と書いて見直してびっくりしたけど、
「だいにんきない」と読まないでね。オトナゲナイ、よ。
春馬くんは人気ですとも…おーあぶない)

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いや。

それは冗談として。

( ´艸`)プププ

じっさいには、いまをときめく、誰もが納得の

福山雅治(呼び捨て!)の直後に続くというのは、

CREAならではの順位、

いやー、さすがCREAさま、

でもどうせなら表紙や広告に、

名前だけでも3文字ちょちょっと、

入れていただいたらよろしかったのに・・・

ってところでしょうか。

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「彼の1位のために」もうけていただいたような

「アジアンスター」部門では、

溜飲を下げるとまでは行かずとも、

「お約束」またはさいきん流行の言葉では「鉄板」?で

トップの座をいただいておりますし、

ま、やっぱり「CREAさまー!」ですね。

さんきゅーでしたっ(やや投げやり)

( ̄▽ ̄)

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これが、ほかの雑誌やほかのメディアのランキングだと、

なかなか彼の名前が挙がってきにくくて、

そんなはずはない、

もっともっと人気が証明されてしかるべきでは、

と歯噛みする場面も多い。

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たとえば、

SCREENさんには巻末のほうに

「好きな日本の俳優」「好きなハリウッドの俳優」

というランキングがあったかと思いますが、

彼は「どちらにも属していない」ので、

もちろん名前が挙がってきません。

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こういう「ジャンルわけ」からは、

ことごとくこぼれるようになっているんですね…。

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こういうことを考えているといつも、

頭の中に「集合」のベン図が浮かんでしまって。

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Ben .

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たとえば左の円が中国(中華圏)のスター、

右の円が日本のスター、だとしましょうか。

すると、本来金城武は

円の重なる赤い部分にいるはずなのですよね。

でも、

「中華圏スター」をピックアップする際に

「彼は日本人だから」という意識が働いて取りこぼし、

「日本のスター」をピックアップする際に

「彼はアジアが主舞台だから」といって取りこぼしたりして、

結局いつのまにか2つの円の外にいる、

という局面が多い気がするのです。

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北京オリンピックはなんだか遠い昔のような気がしますが、

昨夏の祭典だったんですよね。

このときも、開会式総監督はチャン・イーモウだし、

記念イベントにはジジ・リョンも出てくるし、

聖火リレーを見ればケリー・チャンやアンディ・ラウが走ってるし、

閉会式にも共演経験者勢ぞろい、

締め近くには、

あ~、やはり大スターなのね、というオーラを纏って

堂々とアンディ・ラウが出てきて歌っている姿を見るにつけ、

「あ~、金城武はここには出ないのね」

と、どうしても思ってしまうし…。

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そして、それなのにやたら

「日本の俳優は」「日本の俳優の中では」と

「括りたがる」場面が多い日本では、

彼はカウントされていないことが多くて。

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だからCREAさんの総合「ランキング」が

とくにこの「枠」にとらわれていないのは、

フツーのことのようでいて、画期的なことなのかも。

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んー、だんだんCREAさんがエライ気がしてきた。

やっぱり買ってくるかなっ?

(*^m^)

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山口百恵の「いい日旅立ち」という曲の

歌詞を最初に聞いたとき、

「ああ、日本のどこかに私を待ってる人がいる」

という部分で、

「ぶっ!なんで日本限定なの」

(*^m^)

と、私は冗談の一種かと思ったのですが、

そういう反応が私限定だと知って

非常にびっくりした覚えがあります。

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ま、JRかなんかのタイアップだったんですよね?

じゃあ日本限定もナットクですが、

そういう理由付けもいらないぐらい、

まわり中のみんなは、「え、日本限定でなにが悪いの?」

だったんですよね。

というか、日本に限定している意識すらない。

でも、「なぜ日本限定?」という感覚は、

どうしても説明できず、

話せば話すほどみんなとのあいだに

深い深いマリアナ海溝が形成されていったのでした…。

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CREAと、たまたまか、時を同じくして

ananが「U-21限定 年下のいい男」特集みたいのを

やっていますが、

これも、「特に断りはなくてももちろん日本人タレント限定」

って感じですね。

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まあ、カネシロくんのアイデンティティ云々、

帰属意識云々については

既に散々語られて、

ご本人もさぞうんざりしまくり、

そしていまは超越されている問題かもしれません。

蒸し返してごめんね。

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でも、こういう「集合」の「円」の「括り」で

モノを考えようとする傾向は、

薄れるほうには向かうのかも。

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りすのクラスで今現在どういうタレントが人気かというと、

「数の上で圧倒的なのは多分、『嵐』」

なんだそう。

グループとしてまとまって、じゃなくても、

山ピーとか赤西君とかももちろん人気で、ジャニーズ強し。

「でも東方神起もそーとー人気ある」そうだし、

「ザック・エフロンが好きって人もわりといる」そうで、

なんだか多国籍なんですよ。

そして、「好きな対象」を

「外タレでは誰々」っていう見方ではなく、

もっと横一線で見ている気がします。

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そういうりすはこのハハを見ていて

なかなか「中心」には来てくれないのだが

「派生萌え」(?)で

飛輪海(フェイルンハイ)のジローが目下のお気に入り。らしい。

台湾ドラマもカナリ見ていて、

うちでの会話が「ウーズンが、ジョセフ・チェンが」になりまくって

Lampがうんざりしております。

まあ、りすは相当な少数派、

こういう名前が理解できるのはたぶん校内でひとりだと思うけど、

いずれにしても

「垣根」の取れていく予感漂う15歳たちです。

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もう1ヶ月以上前の話題になってしまうけど、

りすの学校の文化祭、

デザイン選択クラスの展示を見に行ったら、

ずらっと30枚ぐらい並んだポートレートは

いかにも「彼女たちのお気に入りスター」の面々。

(つまり、ジャニーズとか)

その中にカネシロくんを題材にしてくれているものが

2枚もありました。

彼女たちにしてみれば

けっこう「シブイ」選択ではないかとは思うけど

(だって2倍よりまだ上のトシだもんね)

ヽ(´▽`)/

まー、みる目あるわね、いい子ね、と思いつつ、

ヒソカにお礼を言ってしまったわ。

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で、すこしCDのワダイの続き…。

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2009年11月 2日 (月)

あしもとの金城武

Landf .

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週末、一陣の『風の声』が

吹き抜けていったようですが、

今朝はすっかり凪いでいるようですね。

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Wisteriaはふたたび神保町へ行っていました。

こんどは、「連れてけー」というので、りす連れです。

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この週末は、

「神保町ブックフェスティバル」が開催されており、

古書店街かいわいの歩道には

ずらっとワゴンが並べられ、

新書・古書が少し(または大幅に)安くなっているのです。

タイ料理、飲茶、チジミやトッポキ、ソーセージにやきそば

などなどの国際色豊か?な軽食コーナーもそこここにできていて、

まさに「お祭り」の楽しい雰囲気です。

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ごったがえすワゴンのひとつで本を物色していたら、

となりからただならぬ気配が・・・。

(lll゚Д゚)

んんん?

接触しそうに近づいたお顔を見ると、

きょ、京極夏彦センセイではございませんかっ!!

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京極先生と本を張り合うわけには行きません。

さっと道をお開けし、

後ろに下がって、後ろ姿を拝しながら

りすと腕をつねりあってテレパシーで会話。

“キョウウゴクだあああああ~”

“ふだんからこのかっこうなんだね~!”

Photo .

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もちろん、右。

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この日もこの写真のような和服(色使いもおなじ)に

指なし皮手袋もしっかりつけて、

竹のような素材を編んだハンドバック形かばんをお持ちになり、

「日本の妖怪」関係書籍を2冊、お買い求めでした。

(ちなみに、アシスタントのような方が

ほかにもごっそり買われた書籍を両手に下げて

後に従っていらっしゃいました)

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意外なほど小柄な方でしたが、

きりっと理知的なヨコガオでしたよん。

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ほかにも、なぜかラッキィ・池田氏はじめ、

格闘家某氏、映画評論家某氏など

いろいろな方がお見えだったようです。

活字離れと言うけど、どこの話しかねえ、

というくらいの賑わいでした。

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さて、この日は飲食・休憩除いてもまるまる5時間は

古書店と「ワゴンの川」をさまよっていたので

本の話をするときりがないのですが、

メインは先日「あたり」をつけておいた

映画関係雑誌・パンフレットなどを取り揃えた

「ヴィンテージ」という古書店さん。

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Wisは新参者ゆえに、

カネシロくんの昔の映画は劇場で見ていません。

もちろん、映画パンフレットも持っていないわけです。

なので、これはちょっと、欲しいなと。

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「アジア映画コーナー」でごそごそ集めたのは、

恋する惑星

天使の涙

ターン・レフト ターンライト

世界の涯てに

の4つ。

これにりすが勝手に加えた

アルモドバル監督の「バッド・エデュケーション」なども

くわわってはいますが、

あまりにもわかりやすな顔ぶれのパンフレットを

レジに持っていくと、

「4300円です」

と言ったあと、あにはからんや、おねえさん、

「えーと、そこに金城武コーナーってのが

あるんですけど」

と、レジ前に立ったWisの足元を指差します。

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「あ、そうなんですか」と笑ったものの、

すでに顔は変色中。

(どす黒く、ではないわ!ほのかに桜色ですわ!)

それを隠すためにも素早くしゃがみ、

ココロのなかで「そ、そんなに大声で言わなくたってさあ…」

と、はじらいの愚痴を言ってみますですの。

(*´Д`*)

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たしかに、「足元」には、ミニ天国がございました。

やたら地面に近いところに、とってもつつましい規模ながら、

まぎれもなく「金城武」コーナーがございます。

(レジに来た人に蹴とばされそうだな、

もうすこしいい場所に作れよな、と思ったことは内緒)

恥ずかしくてろくに値段も見ず、

「じゃ、これも」

と伏目がちに「心動 君のいた永遠」を追加すると、

「じゃ、6300円になりますねー」

、2000円だったのかい。

まー、いいか。

すごくカモだった気がするけど…。

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Ps .

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パンフレットには当時のCMなども入っていて、

「時代」を物語っていますね。

カナリ昔のカネシロくんの発言や

周りの人の評価などなどには

新参者ゆえにナカナカ興味深いものが多いけど、

この話はまとめていつか。

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Ranpo .

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本つながりで、

「ついで」っちゃあなんですが、

じつは、書くタイミングを逸してしまっていましたけれど、

横浜の「港の見える丘公園」敷地内、

神奈川県立近代文学館で開催中の

「大乱歩展」にも

先週行ってきたんです。

これも、「連れてけー」のりす連れです。

今月15日まで開催。

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いや~、まあ読者のほとんどいらっしゃらない

こんなところで宣伝しても宣伝にはなりませんが、

行ける地域にお住まいの方は、

行って損はない綿密な収集・展示の文字通り「大」乱歩展です。

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もう、圧倒されるのは、

「まめ」とか、「几帳面」とか言う範囲を

遥かに逸脱した、

「偏執狂」に近いくらいの乱歩の細かさ!

そのメモ魔ぶり、分類癖、整理癖、

どうぞどうぞ、1000分の1でけっこうですから

ワレワレ親子にも分けてください、と

本気でお願いしたい。

そうすれば、必ずや何かの分野で大成したでありましょう。

わずか1000分の1でも。

…というくらい、緻密な努力の人だったんだなあ、

つまり、自分にはこの

「緻密な努力」および「それを苦にしない資質」

が決定的に欠けていて、

それで「何もできない」とか文句言うのはお門違いだったんだなあ、

ってことがぐさりぐさりとわかる展示でした。

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そしてそのあふれる才能。

編集を任されたタブロイド誌に

止められても止められても勝手に風刺漫画を描いて

ついに首になっていますが、

そのマンガも本当にうまいんです。

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そして意外だったのが、

けっこう経済的に窮して、

古本屋をやろうとしてみたり、

家を下宿屋にしようとしてみたり、

なまなましい「収入の手段」を弄している現実的な面もあることや、

最初はなかなか認められず、回り道も多かったこと、

うまくいきかけると戦局の悪化などで

しょっちゅう筆を休ませざるを得なかったこと、

など、思っていたほど一直線に成功した大家ではないんだな、

ということでした。

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蔵書をおさめた「蔵」にも自著を整理した特注の「箱」が

置かれていますが、

このレプリカも展示されています。

この6段重ねほどの「箱」の最上段より少し高いところに

井原西鶴の「好色」シリーズの棚がある写真があり、

(ここはまた「男色」コーナーでもある)

ここがふと目に入るカネシロくんはやはり

相当目線が高いんだな

と言うことがわかります。

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つーことで、

にまにまとレプリカと背比べするアヤシイ女がひとり…。

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大満足の「大乱歩展」でした。

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Park .

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じつは、この「港の見える丘公園」というのは、

界隈の某所で披露宴をした思い出の場所でもありますが、

さらに遡ると、別の思い出もある場所です。

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もう確実に、ある恋が終わる予感を抱えたまま、

問い質すことも、すがることもできず、

重苦しいほどの沈黙で、

見下ろしていたヨコハマの海。

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いまだに、近づくと

胸のあたりがちくちくする場所なのです。

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よもやこの場所に、

成長した娘と、笑い転げながらやってくることになろうとは

思いもしませんでした。

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公園の端のテラス辺りに、あの夜の自分の若い背中が

見える気がします。

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その肩にそっと手を置いて、

「大丈夫だよ」と言ってやりたいような気もしますが、

あれはやはり、

「ここ」に来るために

必要な痛みだったのでしょうね。

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2009年10月26日 (月)

天国 on weekend [○○君を殺して何になる]

Books .

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天国に、行ってきました。

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いえ、大丈夫です。死にかけてません。

( ´艸`)

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電車で行ける、天国です。

またの名を神田神保町。

本に埋もれていられる、本好きにはたまらない街ですね。

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ずらりと並ぶ、かすかに日焼けした背表紙からは

独特の、年代を経た匂いがします。

眺めているだけでも、

そして、

まるでドラマの一場面に入り込んだような、

店主と常連さんの「玄人な」会話を漏れ聞くだけでも、

なんだか幸せな気がするのです。

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でも見方を変えればここはアリ地獄のように

足を踏み入れた人間を、二度と離すまいともします。

イカン、いくらなんでもソロソロ帰らなくては、と

「後ろ髪」を二十本ぐらい引きちぎる思いで

やっとのことで出口近くまで出てきたのに、

入り口の棚がふと気になり、

一冊を眺め、そのうちその隣が気になり、

そしてまたその隣が…、

と繰り返していくうちに、

また奥へ奥へと引き込まれてしまったり。

オー、もとのもくあみ。

(;ω;)

でも、それがまた楽しいんですよね。

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古書店のディープな雰囲気は、

Wisあたりでもまだ「若輩者めが」と笑われてしまいそうな

規律感も漂わせていて、

「古書道」と呼びたいような世界があるかんじ。

しゅ、しゅぎょうさせていただきます、と言いたくなる。

(いや、ぼーとながめてるだけで、修行もなにもないが)

(;´▽`A``

なので、ややキンチョーしてしまうのですが、

書泉グランデをはじめとする新刊本の「普通の」本屋さん

(こっちはその分気楽に入れる)も、

ほかの街の大型書店とは一味もふた味も違って

楽しいったらありゃしない。

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本のチョイスが、独特なんです。

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ふだんは見たこともない雑誌や書籍に出会って、

へ~、こんなものが出てるんだ~、と発見したり。

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今週火曜日からは古本まつり、

土日(10月31日、11月1日)は「ブックフェスティバル」開催なので、

またおおいに賑わうことでしょう。

神保町オフィシャルサイトは、ここ

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さて、この週末、ある店で目に入ったのは、

ちょっと「問題の」本でした。

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入り口の一番目立つ新刊本コーナーの

そのまた中央に置かれた、

表紙のレタリングがひときわ目を引く本。

『○○君を殺して何になる』。

光市母子殺人事件の犯人を取材した、ノンフィクションです。

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(というわけで、以下、ただの「感想」ですが、
ちょっとまた「あまり食事がおいしくない」かもしれない話なので、
そんなの読みたくないやい、という方はどうぞ飛ばしておくれやす。
(´∀`)ノ
またのお越しをお待ちしております~)

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2009年10月 7日 (水)

宮部みゆきと、それ以外[売れる小説の書き方][AERA '09.10.12]

Viyon .

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お誕生日イブの10日から、

公開ですね、「ヴィヨンの妻」。

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才能はありながら破滅的な作家を

フランスの詩人フランソワ・ヴィヨンにたとえ、

その献身的な妻の生き方を描いたものだとか。

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さて。

小説家は本当に売れないのか。

それとも、やっぱりけっこう儲かっちゃうのか。

真相やいかに。

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Reading_tk2 .

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先日、本屋さんでなにげなく

「売れる小説の書き方」(ぴあ)という本を手にし、

ぱらぱらと立ち読みし(すみません)、

これが意外に面白くて、

立ち読みで読了してしまいました(すみませんすみません)。

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しかしこれは「看板に偽りあり」で、

ちっとも「売れる小説の書き方」なんて書いていません。

いきなりネタバレでいいのかな。

中身は、林真理子さん、山本一力さん、大沢在昌さん、

といういずれ劣らぬ売れっ子作家の皆さんと、

これまた売れっ子脚本家の

中園ミホさん(「ハケンの品格」など)という、

どう考えても儲かってそうな方々の

公開トークを納めたものなのですが、

まあ、この面々が最初から最後まで、ぼやくぼやく。

小説家(脚本家)というのがいかに儲からないかという

嘆き節満載なのが、本書なのです。

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いわく、

小説家と名のつく人の3分の2は年収300万円以下

だとか、

脚本家も本当に報酬の低い仕事で、

中園さんクラスでさえ、書き直しをなんどもさせられた挙句

1時間ドラマ1本あたり30万円にしかならなとか、

貧乏暴露のオンパレードです。

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彼らともあろう方々が、

「小説家には2種類しかいない。

宮部みゆきと、それ以外だ」

っていうんですよ。

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(これは大沢さん創作の言葉に違いないと

林さんは言っていますが、大沢さんは否定)

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いかに宮部さんが突出して売れているか、

同じ人気作家のあいだからさえ、

うらやむ声が出るほどなんだなあ、

と、ちょっとびっくり。

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それにもかかわらず宮部さんがいかに質素かとか

(「全身2万円ぐらいなんですよねー」=林さん)

中園さんのドラマ「OLにっぽん」が

4%とかいう記録的な視聴率をたたき出してしまい、

観月ありさの次回出演作にも響く、お財布にお金がなくなる、

とおちこんでいたり、と

なかなか面白い(他人には)エピソードが満載でした。

(「OLにっぽん」すきでしたけどねー)

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でも、こういう現象って、各界にあるとおもうんですよ。

才能や努力なくしてはできない仕事でありながら、

9割の人間は低収入に泣き、

成功しているのはせいぜい1割。

そしてその1割の成功者のために、

「ギョーカイ」全体が儲かるとおもわれているもの。

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もう、語学系なんてのもまさにそう。

通訳も通訳ガイドも翻訳者も、

一部に儲かっている人はいるものの、

「そのたおおぜい」はほんとーに低収入です。

「宮部みゆきとそれ以外」は、いくらでも応用編ができる。

「戸田奈津子とそれ以外」(字幕翻訳編)とか、

「松岡佑子とそれ以外」(ハリポタ翻訳家さんですね)とか。

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役者さんやミュージシャンやタレント、お笑い芸人

なんてのも本当にそうで、

ヒエラルキーというか、ピラミッドというか、

「三角形の頂点のちょっぴり」にいる大スターはともかく、

底辺にはまさしく「底辺」なひとと生活があるのでしょうね。

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と、おもっていたら、

新聞に出ていたAERA(10月12日号)の見出しが、

 勝間和代:子どもとサンドイッチを食べるだけで幸せです

 香山リカ:ごはんで幸せになれるなら

       仕事で成功しなくてもいいじゃないですか

ってなっていて、

うぉほーん、こりゃあ大げんかだ

( ´艸`)プププ

と嬉しくなって(こらこら)

買ってきちゃいましたが、

やはり、おもしろくて、いろいろ考えさせられました。

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.Reading_tk(長い続きがゴザイマス)

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