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2012年1月20日 (金)

"芝居の声"を出す

Tt

けさ、テレビを見ていたら、

塚本高史くんがNHKの『あさイチ』に出ていました。

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どうやらNHKのドラマ『テンペスト』が劇場版になり、

彼も出演しているので、

そのPRってこともあったみたい。

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彼と共演経験のある俳優仲間などが

彼の素顔やエピソードを語るという

お定まりの進行だったのですが、

そのなかでちょっと興味ぶかい話がありました。

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彼がまだ17歳で、役者経験も浅いころに出演した

『バトルロ・ワイヤル』の監督、深作欣二さんの

息子さんの深作健太さんのインタビューです。

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言葉通りではないけど、

だいたいこんなお話です。

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この映画で塚本くんが演じた役は

重要なカギとなる役で、

どの俳優に演じてもらうかは

けっこう悩んだようです。

でも最終的に高史で行こうとなったのは、

とにかく彼はぱっと見て他の子と全然違う、

とにかく目が強かった。

それでこの子で行こう、

ということになったんですが、

このころはまだ彼は新人で、

「地声」と「芝居の声」というのは

また全然違うと思うんですが、

まだまだ「芝居の声」になってなくて。

オヤジが東映の

ヤクザもの映画なんかを撮っていた時、

松方弘樹さんとか、千葉真一さんとかは

地声が高い方ですから、

どすの利いたヤクザらしい低い声を出すのに

結構苦労していらっしゃった。

それを訓練して鍛えて芝居の声にしていくのに

苦労したらしいんですね。

だから高史にもよく

「お前ルックスはいいんだから。

いい目をしてるんだから、

もう少し低くていい声を出せるようになれ」

ってよく叱っていたのを覚えていますね。

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Returner

で、この上向いてるヒト。

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( ´艸`)プププ

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以前、

どうして金城武はときどき

「セリフが棒読み」と言われるのか、

ってはなしで、

「決して棒読みとは思わないが、

ひょっとしてキーが1音高いんじゃないの?」

って勝手な記事を書きましたっけ(ごめんごめん)。

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しょうじき、

とくに『リターナー』なんかでは

そ、そこの声!声!もうちょっと落としてえ~!

と画面にこっそり文句言いつつ

身もだえして見てしまうところが

何箇所かあるんだなー。

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それを思い出して、

「なるほど、やはり

地声と芝居用の声、というのは

違うものなんだな

そしてその「違い」というのは

端的にいえば

「日常の声より低い」

ってことなんだな!

という

意外に単純なジジツを再確認したのでした。

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たとえリアルを追及するっていっても、

「お芝居」なんですもんね。

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とくに松方弘樹さんってのは

サンプルとしてすごーーーくわかりやすいですよね。

ふだん、とくに笑いながらしゃべったりすると、

ひょおひょおひょおォ~、

どんどん高い声になっていって

結構息も絶え絶えになっている(すみません)松方さんを

バラエティ番組などでよくお見かけしていましたが、

映画で「ワル」を演じるときには

そういえばものすご~~くしぶくてどすの利いた

低い低い声だったように思う(あんまり見てないけどね)。

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実は、

「ちょっと声のトーンを落とせばいいのに」

っていうのは

もちろんWisだけの大発見ではないわけで

今朝のテレビ番組以前にも

大江健三郎さんの小説に

こんな箇所を見つけていました。

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『美しいアナベル・リィ』という

題名に惹かれまくって読んだ小説でしたが、

この小説は、

日本人でありながらそのたぐいまれな美貌と

各国語を自在に習い覚え使いこなす能力で

世界的映画スターとなった

(と、ちょっとだれかさんににているところもある)

サクラ・オギ・マギーシャックという女優と、

大江健三郎さんを彷彿とさせる作家と、

二人を取り持つ木守というプロデューサーが登場し、

長年にわたってある物語を映画化しようとする過程で、

サクラさんが幼少期に撮った

「アナベル・リィ映画」の

スキャンダラスかつむごい真実を解き明かしていく

というものですが、

大江さんそっくりの作家の父は

映画監督だったことになっていて、

サクラさんはその監督の演技指導書の文章として、

こんな言葉を暗記している、と語ります。

.

「しゃべるせりふが不自然に聞こえるとき、

どうすればいいか、それは

声の調子を下げさせるといい

.

これはまた、

なんと単純明快な言い切り方!

これは、実は大江さん自身の見解なのでしょうか、

それとも、

案外映画界の常識なのかな。

.

Yoritomo_2

新年から始まった

NHKの大河ドラマ『平清盛』で

源頼朝役と「語り」を担当するのは、

「うちのエア息子」である岡田将生くんですが、

(*^m^)

世間一般の評価はわからないけど、

Wisがツイッターで目にする限り、

かれの「語り」については

どうも評判かんばしくない。

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いわく、

「重厚な歴史物なのに

語りが現代調で軽い。

合ってない気がする」

という評価が多いみたいなんですね。

.

Wisはもう完全に「親の欲眼」になっているので

(*^m^)

あらそうかしら、

ぜんぜんいいとおもうけどぉ!

ナレーターとしては

さらに世間一般の「源頼朝」観に比べれば

彼が若すぎる(22歳)からなんじゃないのぉ?

と、

美しすぎて若すぎる孔明さまを擁護した時のような気分で

反論したくなるんですけど、

これもやはり

「地声と芝居の声はちがう」

とくに

「セリフとナレーションではまた一つハードルが上がる」

ということかなあ、

と思ったりします。

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かれも180cmを超える長身で

声帯も身長に比して長い分、

きっと横で生声を聞いたりすると、

結構低めの声なんだと思う。

でも、

芝居や語りの声(トーン)に

なりきってないわけでしょうね。

.

岡田将生くんに関しては、

やや、

何でもかんでも役を引き受けすぎではないか

とおもうくらい、

ほんとうにこのところ出演作が多くて、

誰かさんとは大違い。

(そのくせ、

不思議な「印象の薄さ」があって、

なんというか

「見足りた気がしない」ところが

なんとも不思議な役者さんだと思っていますが)

なかには、

彼じゃなくてもよかったのでは?

と「ハハ」としても思ってしまうものがあります。

でも

ほっといたらナイーブな好青年の二枚目役で

固まってしまいがちな美貌だから、

わざといまはなんでも受けているのかなあ、

とも思ったり。

.

きのうからも

また新しい出演ドラマ、

『聖なる怪物たち』というのがはじまりましたが、

このドラマでは

実年齢との差が少し縮まっているぶん

(それでも22歳では医大5年生でしかないぞ!)

素のしゃべり方に近くなり、

大河の頼朝や語りよりも

数段ホワンホワンと不明瞭な

普通の青年のしゃべり方なので

(このドラマでもナレーションも担当だけど)

むしろ

大河の語りで

どれだけ訓練を受け、

本人としても

どれだけ努力してチャレンジしているかがよくわかり、

「ううう、うちの息子よくやっているわ。

なによみんな、

もうすこし

アタタカイ目で見てくれてもいいじゃないの」

と泣きくれたことだったよ。

( ´艸`)プププ

.

Mo_2

監督が

「語り」をやらせたい、

と思う役者は

やはり監督がほれ込んだ役者なんだろう、

とおもうから、

がんばってほしいなあ。

もう、おかあさん、

あんたしか見るものないのよ、

いまんとこ。

(ノ∀`)

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