チャイナ・イヤーの2008[Waiting]
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昨晩遅く、2008年夏の北京オリンピック開会式を
演出したチャン・イーモウ監督のインタビュー番組を、
NHKで放送していました。
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夏といえば春に「死神」で発症した
難病・カネシロ病の急性期、
今にも死にそう状態に近く、
オリンピックの開会式を見る、というよりは、
「チャン・イーモウだから見る」みたいな理由で、
長い長い開会式を最初と最後は家のTVで、
途中は塾の迎えが入ったので、
愛用のSONYのメモリーオーディオのワンセグで、
歩行しつつ鑑賞、
けっこう根性で見通した。
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しかしこれは本当に一大絵巻、
芸術性も高く、某シンタローの悪口なんか
負け犬の遠吠えにしか聞こえない、
素晴らしいものだったねー。
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とっても中国的、だと思うのは、
ひとつにはあの「数の力」。
総勢1万5千人だったと夕べの放送で知ったけど、
それだけの人数、入場・退場だけで大変。
混乱を極めても不思議ではないのに、
それをあそこまで整然と捌いただけでも
奇跡に近いこと。
Wisは「うわ~、この衣装を3,000着!?」w(゚o゚)w
とか、そういう細かいところでもう気が遠く
なりそうだったけど、
物の準備だけでなく、
例えばあの「動く活版印刷」の「活字」になっていた
人民解放軍の兵士(がやっていたことも初めて知った)
が、ひとり1,000回にもおよぶ動作を
しなくてはならなかったことなどを聞くと、
「気が遠くなる」どころの騒ぎではないね。
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そしてそのバックグラウンドに、
あの文化大革命のころの
「個人が自分の意思など持てない時代」があり、
その反動で、色彩や表現意欲や、
平和・開放への願いと希望が湧き出しているのだと
語るイーモウ監督。
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武ちゃんが出演する「かもしれない」映画の原作、
というだけで読んだHa Jinの"Waiting" は
とっても面白くて、そしてまたまた中国のあの頃の
現実の苛酷さ、理不尽さを垣間見た
興味深い小説だったけど、
この"Waiting" や「覇王別姫」(噂にたがわぬ名作映画だった!)
にも、カネシロタケシに出会わなければ
触れることはなかったでしょう。
そしてわたしは、相変わらず、
さしたる理由もなく「中国が嫌い」な1人だったでしょう。
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すべてはここから始まった・・・。
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Wisには数年前に家族で北京に赴任した友人一家がいて、
そのときも「あらあら、せっかくお受験して入学したばかりなのに
北京なんかに行っちゃってお気の毒に・・・」
って気持ちがあったの。
そしてかれこれ1年過ぎようという頃、その友達からきた
クリスマスカードに、
「何の因果か北京に暮らして1年。なかなか良いです」
と書いてあるのを見て、
「へっ?北京が良いの?」
とびっくりしたことを思い出す。
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しかも、彼女、どうも様子が・・・、と思っていたら、
その後「実は主人は1年前に日本に帰りました。
わたしは子どもたち2人と北京に残り、どうにか
日・中・英の通訳をして暮らしています」とあって
びっくり×10!! (lll゚Д゚)
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なぜ、別居(もしくは離婚)するような状況になってまで
北京にとどまるの?
日本のご実家は裕福で、何の心配もないのに・・・、と。
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それがそもそも、
「え~、中国って、思っていたのと違うかもしれない」
の始まりだったかも。
で、なんとなく、全くそれとは関係なく太極拳を始めて。
で、この春、雷に打たれたごとく、トツゼン頭から離れなくなった
聡明な好青年にして美青年は、
中国民族の血もひく人で・・・。
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かくして、2008年はチャイナ・イヤーだった・・・。
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よかった、中国を嫌いじゃない自分になれて。
目下、どこも「嫌いな国」は、ない自分で。
(北朝鮮も、「国」を嫌いなわけではない。
イスラエルってどうよ、それよか、アメリカって、なによ、
ってのもあるけど、国として十把一絡げはやめたのさっ!)
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それどころか、高い芸術性や思想・思索力に優れた国、
日本がジョーモンだ、ヤヨイだといってprimitiveな土器を
やっと作っていた頃に、向こうじゃ三国志の時代だぜ~、
この差ってどうよ、ってのもあって、
静かな尊敬の念も生まれているくらい。
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今年芥川賞を受賞したヤン・イーさんの、
「日本人はとっても繊細な民族だけど、人生は本当に辛く
困難な局面もある。ここまで繊細だと生きていきにくいのでは。
もう少し無神経になってもいいのでは?」
ということばにも、ハッとしたなあ。
(彼女は自分のことを「無神経だから辛いことがあっても平気」
と言う)
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いやあ、人(や国)を「嫌い!」と言い放っているより、
「なんか好き」って言ってる方が気分はいいもんだね。
シンタローとかゴーマニズムのヒトには
甘いといわれちゃうのでしょう。
いいよ。
甘い自分は嫌いじゃない。
甘さも、筋金入りなら、結構強いよ、きっと。
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そして今朝、北京のくだんの友人と、2年ぶりぐらいに
連絡がついたの!嬉しい!!
彼女はまだ北京の病院で、日・中・英3カ国語間の通訳
をしているとのこと。
高校からは日本に帰ってくるかもしれない子どもたちの
ために、北京生活をあと1年で切り上げるかもしれないとのこと。
ということは ヽ(´▽`)/
うーん、いよいよ、行くか2009、北京!!
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